Enveloping users and computers in a collaborative 3D augmented reality
steveらの昔の研究
この論文は、EMMIE (Environment Management for Multiuser Information Environments)という協調型拡張現実環境のプロトタイプシステムについて説明しています。主な要点は以下の通りです:
EMMIEは、拡張現実(AR)、従来の2D GUI、ユビキタスコンピューティングの要素を組み合わせたハイブリッドなユーザーインターフェースを提供する。
ユーザーは共有された3D仮想空間内で仮想オブジェクトを操作できる。この空間はヘッドマウントディスプレイを通して物理空間に重ね合わせて表示される。
システムは、壁面投影ディスプレイからPDAまで様々なサイズのディスプレイデバイスをサポートし、最適なデバイスを各タスクに使用できる。
ドラッグ&ドロップ機能により、2Dと3D間や異なるデバイス間でオブジェクトを移動できる。
プライバシー管理のための「プライバシーランプ」や「吸血鬼ミラー」などの新しい技術を導入している。
環境管理機能により、ディスプレイや機器、ユーザーの動的な参加・離脱を管理する。
システムはCoterie分散プラットフォーム上に実装され、複数のコンピューター間で共有オブジェクトディレクトリを複製している。
現在のハードウェア技術の限界はあるが、将来のハイブリッドUIを設計するためのテストベッドとして有用である。
論文は、このシステムが協調作業を支援し、様々な相互作用技術を統合することで、個々の要素の総和以上の可能性を持つハイブリッドUIを生み出せると結論付けています。